『継続こそ力なり』第216回
〜ポスト3PLの時代(14 )〜「そろそろ日本型3PLからの脱却を始めましょう〜」
配信日:2011 / 12 / 13
f−logi MAIL ◆ vol.478 ◆
◆ 執筆: 赤峰 誠司 ◆
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前号に続き、Web通信販売企業A氏から相談された「物流コンペ」の模様を紹介します。
今回コンサルタントB氏より、物流コストに関する管理手法を教わることになったA氏。
まず、物流コストは、大項目として3つに分類される。
1.輸配送費・・チャーター便や路線便、宅配便など顧客への配送運賃
2.荷役・梱包費・・製品在庫を保管する倉庫・物流センターにおける荷役・梱包費
3.保管費・・製品在庫を保管する倉庫・物流センターの物件費や営業倉庫に
支払う保管料。
ここまでは、一般的にどこの企業でも明確に分類し、詳細を把握していると思います。
しかし、物流コストを管理するにはもう一歩踏み込んだ分類を求められます。
それは、物流費を固定費と変動費に「個変分解」することです。
個変分解を行うことで限界利益が抽出され、製品毎の収益管理が明確になります。
たとえば、製品倉庫を土地・建物とも自社保有している場合は、保管に関わる費用は「固定費」となります。
外部倉庫の坪借りによる賃貸借契約や、物件全てをリース契約で利用している場合も同様に「固定費」となります。
(3)における保管費が「変動費」と分類できるケースは、営業倉庫を利用した3期制や、個建て契約など契約の基本が下記のように
・単価×数量=保管費用 ・・・と計算できる契約となります。
コンサルタントB氏が言う。
「御社の場合も、物流センターを坪契約していますので、保管費用は固定となります。」
すかさず、A氏は
「でも、オーバーフロー分は超過したスペースだけ、坪当りの割増料金を支払っているので、変動費ではないですか?当社はムダな保管料は支払っていないと思いますよ。」
「それではAさんに聞きます。セールや特売品など、売価と物流コスト及び販売粗利などをひとつひとつ明確に把握できていますか?限界利益を管理できていないと、ネット通販事業のように商品サイクルの短いビジネスは、売っても売っても赤字になることがありえますよ。」
かなり手厳しい問いがコンサルタントB氏よりあった。
次号に続く・・・。
赤峰 誠司(SEIJI AKAMINE) E-mail(お気軽に)akamine@f-logi.com
船井総研ロジ株式会社 取締役常務執行役員兼ライン統括本部 本部長
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