継続こそ力なり 

当社取締役執行役員「赤峰誠司」が、ロジスティクス業界専門家として、
物流に関連するテーマで綴った渾身のメールマガジンです。
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配信日: 2011/09/14


第203回 ポスト3PLの時代  1「そろそろ日本型3PLからの脱却を始めましょう」

執筆:赤峰 誠司

日本の物流企業が提唱する「3PL」は、果たして顧客の利益を最大限考慮した
スキームとして立案されているのでしょうか?
本来の「3PL」の定義には以下5点があるべきだと筆者は考案します。

(1)顧客の利便性向上
(2)顧客の品質向上
(3)顧客のコスト低減
(4)高度な知見によるロジスティクス・ストラクチャー設計
(5)先端科学を用いた情報システム設計

 

顧客すなわち荷主企業にも、「3PL」の役割やその価値を誤って
理解していることが多々見受けられます。

今回、そんな相互不理解が招いた混迷の物流コンペを紹介します。

 

ある時、“3PLを利用するのだが、選定を手伝って欲しい”と、某ネット通販企業
からの相談。
既に物流コンペ(委託先選定)は進行していて、あとは選定を行う段階で、
最終的な評価をして欲しいとの相談内容でした。

それではと、荷主企業が3PL企業に対して、これまで何をどういったプロセスで
行ったのかを確認するためヒアリングを実施した。
すると、既存取引先を含めた数社へ、申し出のあった情報を整理することなく
提供している模様。
この段階で荷主企業は、自社のやるべき事は終えあとは提案待ち、だと言う。

 

荷主企業が提供した情報を大まかに整理してみると、以下のとおり。

(1)直近の出荷実績データ
(2)直近の在庫実績データ
(3)現状の利用坪数
(4)現状の物流センタースタッフ人員(おおまかな人数のみ)
(5)現状の不満やコスト削減ニーズ(コスト削減案は各社へ伝えている内容が違う)

これらの内容で、次なる委託先を選定できなくはないが、大きな穴がポッカリと
開いている。
そもそも、なぜ!?委託先を変更しようとしているのか?
今回の委託先変更は何を一番主体(主眼)とした行動なのか?といった
根本的な理由や動機が曖昧なところが気になった。

当該荷主企業へ“今回なぜ物流オペレーションの委託先を変えるのですか?”
と弊社からの問いに荷主物流担当A氏からの回答は、思いがけないものであった。

“知人に紹介していただいた物流企業から「3PL」で全てを請け負います”
とオファーがあったからだ・・・と言う。

「3PLで全て」・・・果たして、A氏の理解している3PLとはいかなる
定義なのか?

更に、新しく知り合った物流企業の提唱する「3PL」とはいったい
どんなことなのか?


次号に続く…。




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-赤峰誠司-
3PLにおけるSLA(サービス・レベル・アグリーメント)の企画・設計導入に注力し、
荷主企業物流部門の利益創造活動を信念とする。
最近ではM&Aのアドバイザリー活動に引き合いが多く、物流企業M&Aや、
荷主物流部門のMBO(マネジメントバイアウト)に携わり、業界専門家としての
バリュエーション(企業価値評価)レポートを得意とする。


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