継続こそ力なり 

当社取締役執行役員「赤峰誠司」が、ロジスティクス業界専門家として、
物流に関連するテーマで綴った渾身のメールマガジンです。
製造・卸・小売の物流ご担当者、物流事業者様など、物流に携わる人必見です。




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配信日: 2012/05/22


第228回 物流企業の成長戦略 1

執筆:赤峰 誠司

製造業の海外シフトが加速する中、日本の物流業(ここでは運輸業・
倉庫業を中心的にイメージする)は大きな戦略転換点を向かえています。

荷主企業の成長に牽引され、地域やサービス内容の拡大・拡充を設備投資
と重ねて図った昭和時代から、IT(情報技術)の台頭によるシステム化された
ロジスティクス概念の浸透した平成前期時代は、物流業界図を大きく変貌させ、
数々の新興物流企業を創出しました。

昭和時代と平成前期(?平成20年)時代の物流業界構図を分類すると、
大きく以下の区分に分けられます。

■昭和時代に活躍した物流事業

(1)輸送・配送事業
・陸・空・海など各モードで、大量輸送・全国輸送を実現できる大手運送(海運)業
・全国配送をネットワーク化した特積み事業者(路線会社)
・全国に点在する区域運送事業者

(2)倉庫事業
・財閥系倉庫を中心とした大資本型倉庫業
・港湾サービスを中心とした輸出入物流サービス業

■平成前期時代に活躍した物流事業(平成元年?平成20年)

(1)輸送・配送事業
・国際複合一貫輸送を実現できる総合物流業
・輸配送・保管・荷役を一体化した提案型の3PL事業者
・低温物流サービスを全国もしくは地域で展開できる運送事業者

(2)倉庫事業
・国際複合一貫輸送を実現できる総合物流業
・輸配送・保管・荷役を一体化した提案型の3PL事業者
・低温物流サービスを全国もしくは地域で展開できる倉庫事業者

(3)業務請負事業者
・倉庫や車両などのアセットは保有せず、大手物流業の再委託先として、
 業務請負を中心として成長した物流サービス業
・物流子会社
 親会社の製品物流を中心とした物流子会社が、親会社のサプライヤーや
 その他外部企業へ外販を行い、成長した物流サービス業

と、このように各種の規制緩和により、輸配送事業者と倉庫事業社の区分が
もはや無くなってしまったのが特徴ですが、新たに業務請負サービス業や
物流子会社の成長が著しく見えたのも、この平成前期時代のトレンドです。

欧米から伝わった3PL(サード・パーティ・ロジスティクス)志向は、
本来の定義や概念が日本独自の文化や商習慣に影響され、
日本型3PLへと進化し、荷主の認知を受ける程に定着してきました。

また、物流業界におけるM&Aも本格化し、業界構造が一変するほどの
事例も発生しています。

今後、平成21年以降を「平成後期」とするならば、物流企業の成長戦略は
どのような視点でロードマップを描くべきでしょうか?
今号から、時代の趨勢を読み間違わない『物流企業の成長戦略』を考察
してみることにします。

各々の企業が、今後5年10年後をいかに見通して的確な戦略を打ち出すべきか。
市場構造の変化に追従し、王道か差別化かニッチ化か?
どの戦略が生き残りをかけ、成長を実現できる組織体であるのか、客観的に
論述してみることにします。




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-赤峰誠司-
3PLにおけるSLA(サービス・レベル・アグリーメント)の企画・設計導入に注力し、
荷主企業物流部門の利益創造活動を信念とする。
最近ではM&Aのアドバイザリー活動に引き合いが多く、物流企業M&Aや、
荷主物流部門のMBO(マネジメントバイアウト)に携わり、業界専門家としての
バリュエーション(企業価値評価)レポートを得意とする。


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