継続こそ力なり 

当社取締役執行役員「赤峰誠司」が、ロジスティクス業界専門家として、
物流に関連するテーマで綴った渾身のメールマガジンです。
製造・卸・小売の物流ご担当者、物流事業者様など、物流に携わる人必見です。




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配信日: 2014/12/04


第263回 変貌する物流戦略 その9 「荷主企業の取るべき施策(4)」

執筆:赤峰 誠司

荷主企業における物流オペレーション部門に求められる知識とスキルは、
以下7項目です。

1. 現場遂行力(オペレーション力)
2. スタッフマネジメント力(募集、採用、教育など)
3. 倉庫ロケーション設計力
4. 倉庫情報システム(WMS)理解力
5. 輸配送マネジメント力
6. 改善力
7. 生産性分析力

今号は、3.倉庫ロケーション設計力について考察致します。

■倉庫ロケーション設計力とは、物流拠点の配置に関して、荷主が習得しておく
様々な知識と分析・設計手法のことを指し、物流拠点戦略を策定するうえで、
極めて重要なスキルとなります。

企業における物流拠点戦略はマーケティング戦略と相関し、その重要性は言うまでもなく、
顧客への物流サービスレベルを決定づける根幹となります。

自社にとって、最適な倉庫ロケーションを構築するには、自社の現状物流について、
定性要因と定量要因の両面で可視化する必要があります。

(1) 倉庫ロケーション構築における定性要因

 ・利用する輸配送モード
 ・拠点運営時間
 ・輸出入との関わり
 ・物流BCP
 ・拠点運営リスク


(2)倉庫ロケーション構築における定量要因

 ・拠点開発及び維持コスト(自社物件or賃貸)
 ・納品輸配送コスト
 ・在庫分析
 ・納品リードタイム
 ・調達リードタイム

上記の定性面と定量面の様々な要因を分析し、自社にとっての最適な拠点
ロケーションを決定します。拠点決定プロセスにおいて、
最も重要な視点は大型拠点に集約化を図る「マザーセンター型」を志向するのか、
地域分散型の「リージョナルセンター型」を志向するのか、
戦略を持って明確に定義する必要があります。

なぜなら、これらマザー型かリージョナル型かの選択は、在庫資産への影響が
顕著に表れることになるからです。

拠点数が増えれば、在庫金額も倉庫面積も増え、B/S(バランスシート)の
影響(ROA、その他)、キャッシュフロー、物流コストへの影響などが考えられます。

それとは逆に拠点を可能な限り集約し、最小拠点数にすること、在庫管理難易度は
低下しますが、BCPリスクが高まり、肥大化リスクも顕在化します。

上記のように、荷主企業の物流マネジメント担当における倉庫ロケーション設計力は、
極めて重要な戦略を決定づける具体的なスキルとなるのです。



・・・次回に続く。




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-赤峰誠司-
3PLにおけるSLA(サービス・レベル・アグリーメント)の企画・設計導入に注力し、
荷主企業物流部門の利益創造活動を信念とする。
最近ではM&Aのアドバイザリー活動に引き合いが多く、物流企業M&Aや、
荷主物流部門のMBO(マネジメントバイアウト)に携わり、業界専門家としての
バリュエーション(企業価値評価)レポートを得意とする。


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