継続こそ力なり 

当社取締役執行役員「赤峰誠司」が、ロジスティクス業界専門家として、
物流に関連するテーマで綴った渾身のメールマガジンです。
製造・卸・小売の物流ご担当者、物流事業者様など、物流に携わる人必見です。




メールマガジンに登録すると「継続こそ力なり」の掲載をお知らせ致します。
登録・配信停止・登録情報の変更を希望の方は上のボタンからクリックして登録してください。




配信日: 2015/01/14


第265回 変貌する物流戦略 その11 「荷主企業の取るべき施策(6)」

執筆:赤峰 誠司

新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2014年は「甲午(きのえうま)」の年でした。

「甲」とは、十干の第一であり、物事の始まりを意味し、過去10年が改められる年でもあります。
「午」は組織やシクミに対して激しく動き抵抗する意味があるそうです。
2014年を振り返りますと、ドライバー不足による運賃高騰現象が深刻な社会全体へと顕在化
しました。 4月に導入された消費税率引き上げが、未曾有の大混乱となり国内物流全体が
ハレーションを起こしてしまいました。

その後は一転して荷動低迷期が続き、物流企業業績を増収増益から減収減益に陥れる
混迷ぶりでした。 2014年の物流業界はまさに激動の一年であったと思います。

2015年は「乙未(きのとひつじ)」の年です。
乙未の年は、多くの抵抗や難題を受けながら新旧の勢力が衝突し、多事多難な一年との
ことです。
この一年を無事に乗り切るには、理念や規範を重んじてひとつひとつの業務に対して、
誠実な対応が求められる年であると思います。

さて、前号から引き続き、荷主企業における物流オペレーション部門に求められる知識と
スキルについての考察を行います。



荷主企業における物流オペレーション部門に求められる知識とスキルは、
以下7項目です。

1. 現場遂行力(オペレーション力)
2. スタッフマネジメント力(募集、採用、教育など)
3. 倉庫ロケーション設計力
4. 倉庫情報システム(WMS)理解力
5. 輸配送マネジメント力
6. 改善力
7. 生産性分析力

今号は、3PL/物流企業が保有するWMSのメリット・デメリットについて考察してみます。


■倉庫情報システムとはWMS=Warehouse Management Systemの略語で、
一般的には倉庫管理システムと訳されます。
倉庫内作業において、WMSは欠かせない機能であり、WMSの優劣が様々な
物流オペレーションの合理性・生産性を決定付けます。

(1)?3PL/物流企業が保有するWMSを活用するメリット

・WMSに関わる初期投資が不要となる
・WMSに関わる資産がオフバランスとなる
・自社情報システム部員がWMS開発に時間を取られない
・基幹システムへの影響リスクが低い
・現場サイドで、柔軟かつスピーディなカスタマイズが可能である
・物流専門会社が構築するため、最適システムの実現性が高い


(2)?3PL/物流企業が保有するWMSを活用するデメリット

・基幹システムとの連携、I/F(インターフェイス)が必要となる
・マスターの二重化が発生する
・入荷や出荷などの処理において二重化が発生する可能性がある
・WMS開発におけるノウハウが蓄積されない
・荷主が意図するカスタマイズが出来ない可能性がある
・オペレーションとシステムが一体化することで、取引解約難易度が上がる
・他社資産を利用するためコスト増となる


■WMSを誰が持つのか?を考察すると、概ねB/SやP/Lへの影響度合いか、
業務遂行における利便性追求のいずれかにメリット・デメリットは分かれます。
自社がどのような物流戦略を構築しているかによって、WMSの活用手法は
判断され、最適解が導きだせるものなのです。




・・・次回に続く。




「継続こそ力なり」一覧へ




-赤峰誠司-
3PLにおけるSLA(サービス・レベル・アグリーメント)の企画・設計導入に注力し、
荷主企業物流部門の利益創造活動を信念とする。
最近ではM&Aのアドバイザリー活動に引き合いが多く、物流企業M&Aや、
荷主物流部門のMBO(マネジメントバイアウト)に携わり、業界専門家としての
バリュエーション(企業価値評価)レポートを得意とする。


メールマガジンに登録すると「継続こそ力なり」の掲載をお知らせ致します。
登録希望の方は下のボタンからクリックして登録してください。


物流コスト削減 物流戦略策定 グローバル物流戦略 物流コンペ実行・成功支援 物流子会社診断・戦略構築
funai物流カレッジ 物流担当者のお悩み相談 資料請求
旬のテーマを掘り下げるロジスティクス・インサイト
物流用語 コファス


Pマーク

個人情報保護方針

個人情報の利用目的の公表について

ソーシャルメディアポリシー



物流に役立つ無料メールマガジン
物流情報を無料でダウンロード資料でお届け