継続こそ力なり 

当社取締役執行役員「赤峰誠司」が、ロジスティクス業界専門家として、
物流に関連するテーマで綴った渾身のメールマガジンです。
製造・卸・小売の物流ご担当者、物流事業者様など、物流に携わる人必見です。




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配信日: 2015/05/19


第273回 変貌する物流戦略 その19 「市場価格と適正価格(2)」

執筆:赤峰 誠司

春らしい陽気となりました。

この時期は夜型から朝型へ生活リズムをシフトする最良のタイミングです。

朝早く起きて、その日の活動内容をゆっくり珈琲でも飲みながらイメージすることで、
とても有意義な一日が過ごせると思います。

今回のシリーズは、随所に『マル秘テクニック』が書き込まれていますので、
荷主の物流担当者や物流会社の3PL営業担当者は必見です。

物流部ともなれば、自社の物流コストが適正であり、且つ
市場価格の水準内に収まっていることを確認する必要があります。

適正価格とは、その物流サービスに関する費用が自社の利潤を 創出する水準内であり、
市場内における一定のレンジ(範囲)に 収まっていることです。

市場内におけるレンジに収まっているか否かを判断するには 「市場価格」を知らないと
どうにもなりません。

物流において把握すべき市場価格は、以下の区分で管理すると わかりやすいかと思います。

1.在庫保管費
2.輸配送費
3.荷役費
4.マテハン
5.情報システム費(物流IT)

では、いかにそれぞれの市場価格を入手するのか? 皆様にも可能な手法やヒントをお伝えします。

 

1.在庫保管費に関わる市場価格の項目は以下の通り細分化します。

(1)倉庫不動産相場
(2)1坪当りの積み付け数
(3)1パレット当りの積み付け数

この中で(1)倉庫不動産相場は、賃料ベースの価格です。

今の世の中、インターネット(以下:ネット)で調べられない 情報は無いぐらい、
あらゆる情報がネット上に掲載されています。

倉庫の賃料相場も、概ねネットで調べることが可能です。

但し、ネットに流れている情報の正誤や精度は入手した本人が自身の責任で
検証する必要があります。

簡単なネット情報の検証は、数を集めて平均化することです。
余程の地方や特殊物件でなければ、この手法で倉庫の坪単価は確認できます。

次に(2)1坪当りの積み付け数は、保管エリアに1坪当り何パレットが保管可能か?を
割り出します。

現状の保管に倉庫の坪面積はいくつ使われているかと、
その保管に何パレット使っているかがわかれば、簡単です。

■ 保管パレット数(枚数)/保管面積(坪数)= 1坪当りのパレット数

(3)1パレット当りの積み付け数は、在庫している総保管数を
保管に使っている総パレット数で割れば、算出できます。

■ 総在庫数量/総パレット数=1パレット当りの積み付け数 となります。

この3点が把握できれば、市場価格がほぼ掴めます。

 

物流アウトソーシングを実行している荷主企業であれば、
現在契約している倉庫保管単価を割返せば、坪当りの賃料が わかります。
市場価格の精度を上げるには、坪当りのパレット数やパレット当りの積み付け数が
適正なのか否かの評価が必要ですが、これはかなりの専門領域となります。

(この数値を掴むのは、コンサルティング会社へ依頼するか、
膨大な見積を入手して平均数量を算出するしか方法はありませんが、
実質は不可能です)

次号は「輸配送費」における市場価格について考察します。




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-赤峰誠司-
3PLにおけるSLA(サービス・レベル・アグリーメント)の企画・設計導入に注力し、
荷主企業物流部門の利益創造活動を信念とする。
最近ではM&Aのアドバイザリー活動に引き合いが多く、物流企業M&Aや、
荷主物流部門のMBO(マネジメントバイアウト)に携わり、業界専門家としての
バリュエーション(企業価値評価)レポートを得意とする。


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