船井総研ロジ物流コンサルタントの視点

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執筆者:船井総研ロジ株式会社物流コンサルタント     編集/発行:船井総研ロジ株式会社


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配信日: 2019/08/21


第125回 これから必須!物流管理の向上策


船井総研ロジは、荷主企業を支援する部門と物流企業を支援する部門から構成されています。

自然と荷主企業・物流企業それぞれの目線が理解できるようになるのですが、
昨今の値上げの流れを見ると大きな問題点が見えてきました。

 

荷主企業・物流企業それぞれの目線

荷主企業は「物流企業の価格改定が妥当なものなのか?」が分からない。
物流企業は「業務ごとの収支が明確でなく、何%値上げしなければ利益が残らないのか?」
が明確になっていない企業が数多くあります。

 

荷主企業の側面から見ると下記のような状況にあるケースを頻繁に目にします。

・物流企業との価格取り決めは現在の担当者以前からのものであること
・業務委託しているため物流現場の実態を把握できていない
・アウトソーシングが長く続いているため物流に関する知識が低下している

 

このような状況になると、物流企業から提示される値上げ依頼が妥当なものなのか?
そうでないのか?の判断がつきづらくなるという状況になります。

特に物流環境が激変している昨今は、
国内の物流企業の情報をしっかりと収集していなければ難しい状況と言えます。

 

物流企業に目を向けると幅広い差があります。

売り上げと原価の管理を業務単位で実行し、
複数企業にまたがる業務の場合は社内按分ルールを決めて、
契約単位の収支を見ている企業もあります。

一方、どの業務で利益が出ているのか?わからないという企業もあります。

 

複数のサービスを複数の企業に提供する物流において、
収益の源泉が不明瞭な企業は珍しくないと言え、そのような企業は下記のような状況にあります。

 

・本社は事業所の収支で見えればよい。収益改善は事業所に任せている
・複数荷主の業務を組み合わせて運用しているので管理することはムリであると考えている
・管理しても収益は良くならない。管理するための工数がもったいないと考えている
・管理する項目がわからない
・管理する人材がいない

 

この状況では値上げする時も「一律10%値上げ」や「以前に値下げした分を値上げしてもらう」
という業務実態と値上げ理由が乖離した依頼になってしまいます。

 

物流管理レベル向上のポイント

前述のような状況にある荷主企業及び物流企業において、
この状況を改善するためには取り組むべきことがあります。

先ずは下記POINTを整理してください。
整理することで業務の内容と費用の状況が見えるようになります。

 

POINT1:業務フローを明確にして、業務内容を把握すること
POINT2:業務(輸配送・倉庫作業・保管)にかかる原価(人・物)を整理すること
POINT3:発生する業務量を整理すること
POINT4:倉庫作業は業務別に1日の生産性を把握すること
POINT5:物流企業は本社管理費、営業所販管費を整理すること


物流業務のコスト増が叫ばれ、業務の見直しが活発化するこれからの物流では
取引関係の片方が得をして、片方が損をするという状況では短期で破綻することになります。

 

今の時期に『コストの適正化』に取り組み、その後に効率化に展開することが、
長い目で見た『安定化』とそれによる『コスト抑制』に成功し、
本当に強い物流体制を構築することになると考えます。

 


船井総研ロジでは『物流マネジメント』をテーマにしたセミナーなどを開催しております。
より詳しい物流マネジメントにご興味をお持ちの企業様は是非ご参加ください。

船井総研ロジ主催セミナー
開催情報一覧を見る ≫ http://www.f-logi.com/service/seminar_study.html

 

筆者

船井総研ロジ株式会社 
ロジスティクスコンサルティング部
部長
渡邉 庸介


 筆者プロフィール




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