求職者視点から視る「働きたくなる会社」とは?

Pen Iconこの記事の執筆者

山口 千知

船井総研ロジ株式会社 グループマネージャー
エグゼクティブコンサルタント

〔PR〕サービス/採用ソリューション

当社では、採用ソリューションサービスを行っております。
このサービスにおいて、求職者と関わっているのですが、今回は求職者の方が「この会社に応募してみよう!」と感じる企業の条件をお伝えしたいと思います。

求職者の方に、求人企業をご紹介する際によく感じるのが「求人企業が求めている人物像があやふやである」ことが見受けれられます。

企業に「どんな人材がほしいですか?」と尋ねてみると、「ポテンシャルが高い人」「コミュニケーション能力が優れている人」「素直で明るい人」「自ら仕事をつくれる人」・・・などが上位にはいってきます。

ここで大切なのは、上記の内容から更に掘り下げる必要があります。
上記の内容だけでは、求職者に対しても漠然とした印象でしか伝わらず、企業に対しても明確なイメージが伝わりにくい印象です。

ではどうすれば、もっと明確に伝わるのか。
同じ企業から出されている求人案内であっても、「職種」や「仕事内容」、また「配属しようとしている部署」や「将来活躍してほしいポジション」などを細かく記載することが必要かと思います。

求める人物像が漠然としていた、実際の例をあげてみますと「求める人物像」として記載されている項目のひとつに、「当社の理念に共感できる人」とあります。
しかし求人内容を見てみると、肝心の「当社の理念」が記載されていないのです。

このような例は、自社で求人票を作成している際には意外と気づかない落とし穴だったりします。

この内容だと、求職者にはイマイチ伝わっていないことが想定されます。

「求人案内を出すのにそこまでしないといけないのか?」と思われるかもしれませんが、これから採用する人に①どんなポジションでどう活躍してほしいのか?②それによって何を成し遂げたいのか?取り組むべきことは何なのか?③会社の課題は何なのか?・・・といった点が整理され、自社や組織のこれまでのはっきりした姿や、これから目指す方向性が、改めて明確になっていくのではないでしょうか。

人物像を明確にすることで求人内容が濃いものとなり、「この内容は自分にあてはまっている!」と求職者に感じてもらえることとなります。

人が 「 働く 」 ことをイメージする時、確かに多くの人は 「 どこで働くか 」 よりも 「 どんな仕事をするか 」 を先に思い浮かべます。

働き方を明確にすることで、求職者の方は「この会社で働いてみたい」とイメージがつきやすくなり、自社に合う人材が見つかりやすくなることが考えられます。

人材採用にあたって重要な役割をもつ「求める人物像の明確化」。
良い人材に出会うために、「わくわくしながら」まずは求人内容の見直しから取り組んでみられてはいかがでしょうか。
「なかなか人が集まらないな・・・」とお悩みの企業様は、上記内容も視野に入れて、求人票作成に注力されてみることもお勧めします。

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概要
ダイレクトリクルーティングを主体とした採用マーケティングを実践します。述べ200社以上のドライバーや倉庫作業員の採用コンサルティング実績があります。
詳細
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