物流戦略を構築する前に考えること

船井総研ロジ

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船井総研ロジ株式会社

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〔PR〕サービス/物流戦略策定

当社コラムを読んでいただいている方は荷主の物流部門担当者や、物流企業の方が多いと思います。
最繁忙期の年末を乗り越えてお疲れ様でした。
年が明け、繁忙を乗り越えて一息着きたいとお考えの方も多いことでしょう。

しかし、物流事業を中長期的に見ると年明けが最重要であるということをご存知でしょうか。
なぜならこの時期が物流戦略を構築または見直すことに適した期間であるからです。

もちろん業界による違いもありますが、一般的に1月2月は物量が減少するため日々のルーティーン以外の業務に目を向けることが可能となります。
荷主企業の物流管理者の場合、今後の物流業界を鑑みて自社の物流がどうあるべき(進むべき)なのかを設定していく時期といえます。

船井総研ロジで考える物流戦略策定のポイントを以下の通りまとめます。

物流戦略を構築するための第一歩として、どのような項目・内容であるかを整理する必要があります。
下図は当社が掲げる「物流戦略」になります。

当社では物流戦略の中で何を目的とするのかという視点で項目分けを行っております。各項目を深堀りした説明は今後のメルマガに記載させていただきますが、各項目の概要を説明します。

船井総研ロジの掲げる「物流戦略」概要説明

(1)拠点計画

拠点の新設(拠点配置検討)、委託先の再選定(物流サービスの見直し)、物流BCPから見た拠点配置
【主にハード面を中心(軸)とした物流全体に関わる考え方】

(2)物流運用体制

現委託先の物流オペレーション改善、物流子会社のあるべき姿構築(物流子会社戦略)、物流品質向上(コンペ開催)
【オペレーション(現場業務)を目的とした考え方】

(3)コスト削減

自社契約単価検証(コスト妥当性判断)、倉庫運営コスト削減(倉庫業務改善・レイアウト改善)、輸配送コスト削減
【作業効率改善しコスト抑制の実施を目的とした考え方】

(4)物流管理高度化

物流現場を管理し高度化を図る(KPI管理・コスト管理・品質管理)
【物流管理マネジメント機能の構築を目的とした考え方】

(5)物流担当者教育

物流担当者の成熟化推進(物流管理者研修・物流現場担当者研修)
【物流人材育成を目的とした考え方】

(6)IT・デジタル化

物流業務(事務・庫内作業)の自動分析・集計、マテハン導入
【物流業務の自動化を目的とした考え方】

各項目は単体で考えることが可能なものもありますが、大半は連動する(または必然的に連動する)ものです。
また、もし貴社が掲げている物流戦略が上記内容に含まれていないといった場合でも問題はありません。
物流戦略を構築するうえで最も重要なことは、何を最優先に考えているかということです。
あれもこれも重要であり、いろいろな項目を物流戦略に羅列している企業様は要注意です。

最も重要視する項目をどのような道筋(スケジュール・手法)で行うのか計画することが物流戦略構築の第一歩なのです。

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