船井総研ロジ女性コンサルタントによる取材レポート
「物流現場で活躍する女性」

株式会社サンキューコーポレーション
取締役 センター長 水谷 まゆみ 様

今回は、株式会社サンキューコーポレーション 取締役 センター長の水谷まゆみ様にお話しを伺いました。

同社は通販の出荷代行業務、トランクルーム事業、物流診断等をサービスとして提供しております。
水谷様がセンター長を担われている八王子ロジスティックスセンターでは、主にインターネット通販の出荷代行を行っており、約200社のお客様と取引をしております。同センターでは働かれている方の9割近くが女性スタッフ(パート社員含む)で構成されています。

“物流業界に興味はなかった?!やりがいを求めて異業種へ転職”
-水谷様のこれまでの経歴について教えてください

「新卒ではなく中途で現在の会社に入社しました。前職は物流とは全く関わりのない仕事をしており、その会社では私が期待する程の仕事量がありませんでした。私は忙しいのが好きでしたので、やりがいのある環境を求めて転職をしたのが物流業界に入ったきっかけです。
元々物流業界に興味があったわけではありませんでしたので、“何も分からない、知識もない”状況で今の会社に入社してすぐに配属されたところが客先への出向でした。
右も左も分からない中でぶつかりながら色々なことを経験し覚えて、馴染んでいきました。
目の前のことに一生懸命になるあまり、今思えば不思議ですが、全く知らない業界で働くことに対して、何も抵抗はありませんでした。おかしいですよね(笑)
その後、今までの経験を生かし、お客様の営業や受注担当の方にヒアリングや調査をし、企業の物流診断を行うようになりました。物流診断を行った流れで、実務を受託したこともありました。」


“私の仕事はセンター長、営業、何でもこなしています!”
-水谷様の担当業務について教えてください

「今は東京都八王子市にある八王子ロジスティックスセンターのセンター長と営業を担当しております。人手が足りない時には代わりに現場に入って作業をすることもあります。
営業に関しては、センターのキャパシティもありますので、新規案件を受注しても、次から次へと現場は受入れることはできません。一度新規の案件が始まると、長くお取引いただけるお客様が多いので、状況を見ながら営業活動をしております。
新規のお客様との業務内容の確認、料金設定、契約、お客様システムとの連携、伝票レイアウト作成等、立上までの準備は私が全て行います。準備ができたら事務所とセンターの担当者に引き継ぎます。
外出が難しくなるので、日常のルーチン業務には関わらないようにしていますが、それ以外では必要があれば事務作業、センター作業等、何でもこなしています。」


“女性の特性を生かしたセンター運営”
-センターを視察させていただきましたが、女性が多く働かれていました。
 女性で固めた理由は何かあるのでしょうか

「センターの場所柄、住宅地が近くにあり女性が多く集まる環境にありますので、そこを生かしていきたいと考えています。女性の場合は、細かいこと、手間の掛かる作業、手の込んだラッピング等は得意です。当センターは通販のお客様が多いので女性の特性を存分に生かせていると思います。」

手作りの作業代
<写真>手作りの作業台。
作業台に穴を空けて、作業時に発生したクリップを穴に入れることで下の引き出しに溜まる仕組み。
備品の管理に関して工夫されていました。


“みんなが楽しく仕事をしてくれていることが何よりも嬉しい”
-仕事上の成功談、嬉しかったことは何でしょうか

「皆が楽しく仕事をしてくれていることは嬉しいですね。女性スタッフを多く雇用しているため、働き易い環境を意識しています。小さいお子さんがいる場合は午前9時から午後3時頃まで働きたい、生活のために働いている人はフルタイムでしっかり稼ぎたい、しばらくまとめて働いてまとめて休みを取りたいという人もいます。そのようなニーズに応えられるよう、柔軟に休みが取れるようにしています。人数が多いので、人手が足りない場合はやりくりし易いですね。
整理整頓できる手作りの作業代 働かれている方の中で、ある程度定番で出勤できる方には、何社か担当のお客様を持たせています。もちろん、何かあった際の責任はこちらで取りますが、担当を持たせた方が、やりがいがあっていいかなと思います。
通販の業務を行っていると、購入された個人のお客様が“レビュー”を書きますよね。今までは物流の業務を行っていても、お客様の声を直接聞く機会はなかなかないじゃないですか。それが、“レビュー”を通じて梱包やラッピングがよかったというコメントが書かれてあると、とても嬉しいですし、担当者も励みにしています。なので、女性スタッフはしょっちゅう“レビュー”をチェックしています。
みんな楽しそうに働いています。会社に来るのにお菓子をいっぱい持ってきたりする方もいますしね(笑)」


<写真>こちらも手作りされたもの。“整理整頓できる作業台”。


“東日本大震災発生以降、考え方が180度転換”
-仕事をするうえで、心がけていることはありますか

「以前は台風や大雪の場合でも、何とか出荷をやらなければと思っていたのですが、東日本大震災発生後、私の考え方が変わりました。震災発生時、センターの誰一人怪我をせずに無事に済んだことは本当に運がよかったなと思います。出荷より人のほうが大事。何を優先すべきか、ということです。
例えば大雪の日にスタッフから“雪がたくさん降っているので、出社できません”という連絡がセンターにたくさんかかってきます。“無理しなくていいよ、来られるようになったら来てください”と伝えるようにしています。
遅延が発生する際にはきちんとお客様へご連絡し了承を得ております。」


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