船井総研ロジ女性コンサルタントによる取材レポート
「物流現場で活躍する女性」

大和物流株式会社
“営業職”編

“物流は完成されている商品ではなく、自分で考えてアイデアを形にする”
-物流業界の醍醐味はなんでしょうか?

(門川様)「完成されている商品を売るのではなく、物流はサービス業になります。自分で考えてアイデアを形にし、他社と差別化したものを売らなければならないというところが、物流業界における営業の醍醐味です。

あと、職業病というのか、私は趣味でピアノを弾くのですが、ついラジオ体操の曲を弾いてしまいます。現場へ行くと朝流れているので、思い出して、弾いてしまうことがあります(笑)」

打合せ
打合せ中の様子です。皆さん和やかな雰囲気で、チームとしての結束力を感じます。


“ダイバーシティ?台場・・?”
-活躍する女性を増やすため会社として必要なこと、取り組みはありますか?

(門川様)「お手洗いの完備は重要ですね。新しい施設であればいいのですが、昔からある施設では、まだまだです。
現場に社外の女性作業員の方がいるのですが、“大和さんの作業服はスタイリッシュでいいですね”と言われたことがあります。女性はそういうところを気にしますので作業服の改良も必要だと思います。現場で働いていたとき、男性の作業服のズボンは大きなポケットがあり、お財布を入れることができました。私のズボンはポケットが小さく、数も少ないこともあり、お財布を入れるところがなく、変だなと感じたことはありました。」

(有馬様)「作業服のズボンは男性用、女性用、それぞれあります。女性用の場合は女性の体系に合わせて作られており、特にズボンの腰周りは女性に合わせたサイズとなっているため、デザインが多少、異なっています。
会社としての取り組みの中で、2014年の夏に“ダイバーシティ推進プロジェクト”が発足しました。まずは、女性の活躍について取り組みましょうということになり、プロジェクトメンバーとのさまざまな意見交換があり、今後女性が増えることを想定し、ライフイベントの中で、出産を控えお腹が大きくなったときでも着用できる作業服が必要だよね、かわいい作業服を作って、それを着て働けたらいいよね、といった意見がでました。社内での調整が必要になりますので、どこまで実現できるかはわかりませんが、そういった意見を伝える場はあります。
ダイバーシティ推進プロジェクトが発足されるまでは、“声をあげていいのだろうか?”といった雰囲気があったと思います。プロジェクトが発足されてからは、現場からもあらゆる声があがってくるようになりました。
そもそも、“ダイバーシティ”という言葉自体、聞いたことがない人もいて、“台場?あそこで何かやるの?”という状況からのスタートでした。また、女性の活躍を進めるとなったとき、“当然のことだよね”という意見もあれば、“女性の活躍?どうなんだろう?”といった意見があったことも事実です。このように社内で色々な意見がある中、プロジェクトでの活動が進み、ワークライフバランスに関する制度の導入や、女性に特化した教育の他、毎月ダイバーシティニュースを発行し、社内の取り組みや社会全体の情勢について発信し続け、社内への風土醸成と意識付けを行っていきました。」

ダイバーシティ推進プロジェクト
ダイバーシティ推進プロジェクトの様子。色々な意見が飛び交っています


“女性は優秀な方が多い”

(有馬様)「採用活動を行ううえで、女性の応募が多いときもあります。かつ、女性のほうが優秀な人が多いような印象を受けますね。理由としてはちょっとしたことですが、立ち振る舞いやマナーがしっかりされていると感じます。
あとは、女性のほうがライフイベントを意識される方が多いので、いつまでに何をしなければならないといった、先のことを考えることが多いがゆえに、自分は将来こうなりたい、というビジョンを持たれている方が男性に比べて多いように見受けられます。今後の物流業界は、より多くの女性が活躍する業界へと変わっていけばいいなと思います。」



取材後記

 「女性は優秀」という話は色々なところで耳にすることがありましたが、理由は曖昧なままでした。しかし、今回のインタビューを通じて、その理由のひとつがはっきりしました。ライフイベントにより色々な変化が起きやすい女性にとっては、「職場や会社を離れても必要とされるためにはどうしたらよいか」「将来を見据えて、いつまでに、自分がどのようになりたいか」ということが明確なっていることが、仕事への取り組み姿勢にもつながっていたようです。つい目の前のことにとらわれてしまうことが多いですが、先を見据えることで、今の自分に必要なことが見えてくることでしょう。

今回取材させていただいた企業様

会社名:大和物流株式会社
設立:1959年8月
資本金:37億6400万
代表者:代表取締役社長 緒方 勇
従業員数:1,353名
事業内容:貨物自動車運送事業、貨物利用運送事業、荷造梱包および解梱事業、工場・倉庫内の諸作業、倉庫業、産業廃棄物収集運搬業、建築工事業、電気工事業、宅地建物取引業、人材派遣業、売電事業
web site:http://www.daiwabutsuryu.co.jp/



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【発行日】

2017/7/3


【執筆者】

田代 三紀子

コンサルティンググループ チームリーダー


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