船井総研ロジ女性コンサルタントによる取材レポート
「物流現場で活躍する女性」

大和物流株式会社
“現場職”編

 今回は、インタビュー2回目の登場となる、大和物流株式会社様に再びご協力いただきました。前回は「営業職偏」、今回は「現場職偏」として浦安支店 業務課の川上 紗亜耶様にインタビューを実施しました。
 営業職だけでなく現場職でも女性が活躍している同社において、実際に働かれている女性社員の活躍や、今日に至るまでの苦労、今後同じ立場になる女性社員へ向けたメッセージを伺いました。

“必要なものを必要なときに届ける物流で、人の役に立ちたい”
-物流業界に興味を持たれたきっかけはなんでしょうか?

「学生時代にイタリア語を勉強していたので、その影響で海外に興味を持つようになりました。海外とのつながりが持てる会社で働きたいと思い、就職活動を始めた頃は商社を志望していました。会社説明会や面接を受けているうちに、自分とは違うなと感じるようになりました。商社がかっこいいと思って採用試験を受けていましたが、商社とメーカーを繋ぐ存在として、“物流”があることを初めて知りました。もともと、“人の役に立つ仕事がしたい”と考えていた中で、必要なものを必要なときに届ける物流は、まさに人の役に立つのではないかと自分なりに解釈をした結果、物流業界に絞り就職活動を再開しました。
色々な物流企業を受けた中で最終的に大和物流に決めました。他の会社は説明会に参加しても一方的な説明で、すぐ終了するような内容でした。しかし大和物流の場合は、就活生に対して質問を投げかけており、他とは違った説明会で興味を惹かれ、採用試験を受けました。
決め手となったきっかけとして、女性を積極的に採用したいという方針があり、女性も活躍しているというアピールがあったことです。他の会社はそこまで女性が働くイメージが見えなかったので、そういったところが今の会社に決めた大きな理由ですね。会社説明会では、従業員の男女比率を提示する会社が多かった印象を受けました。男性の比率が高いと女性は発言しづらいのかな、と気にしていました。私が入社したとき、同期の男女比は、男性7:女性3で、これでも比較的女性が多い年次でした。後から聞いたことですが、私が入社した頃から女性をたくさん採用しようという流れになったようです。ちょうどいいタイミングだったのかもしれません。」


“渋々、フォークリフトの免許を取りにいきました・・・”
-現在担当されている業務について教えてください

「お客様からの指示に基づき、倉庫内にある製品の入出庫・保管作業やデータ管理を行っています。倉庫内ではフォークリフトを運転して作業を行っています。入社する前に倉庫内での実作業を担当することは想像していませんでした。実作業というより、指示を出したり管理をしたりという仕事のイメージが強かったのですが、現実は現場で作業することもありました。その日の状況により、社員全員が現場で作業することもあります。結局のところ現場に出て作業をしないと分からないことも多いので、今はよかったなと思います。配属前後で仕事に対するギャップは感じましたが、いい意味でのギャップです。作業を行わず指示だけ出して、作業の説明もできないのは嫌でしたので、“こんなこともやっていいんだ!”という、プラスのギャップでした。

現場で作業を行うにあたり、フォークリフトの免許取得は必須ではありませんが、配属されたとき、私以外の全員が免許を取得していました。配属2年目頃、上司から“そろそろ取ってみる?”と声をかけられました。フォークリフトに乗らないとできない仕事も多く、人に頼んでばかりは嫌でしたので、免許を取りにいくことにしました。試験場は私以外、教官も含め全員男性でしたので、少し気を使うなと感じました。周りからも視線を感じ、どうしようと思いましたが、何もしゃべらず黙っているのも変かなと思い、隣の席の人へ話しかけると“女性は珍しいですね、私の会社には女性でフォークリフトを運転する人はいないよ”と言っていました。やはり、女性でフォークリフトを運転する人は少ないのだと実感しました。女性がいないということで逆に教官の方に親切にしていただき、得をしたのかなと思いました。」
フォークリフトを運転する川上様


“人の役に立てているという実感ができたことが嬉しい”
-仕事上の成功談、嬉しかったことはなんでしょうか?

「配属1年目から担当しているお客様がいます。最初はお客様とうまくコミュニケーションが取れず、苦戦していました。問題になる手前で上司に相談しアドバイスをもらい、対応していましたが、なかなか独り立ちできずにいました。そのお客様を担当して丸3年がたった今では、ミスもなく、対応がよいとお客様からお褒めのお言葉をいただけるようになりました。お客様に認められたというのは自分が成長できた証だと思いますし、就職活動時に心に秘めていた“人の役に立つ仕事をしたい”という想いが実現できたと実感したときは嬉しかったですね。」


“積み込み現場を見ることや、ドライバーの方とのコミュニケーションが重要”
-逆に失敗談、苦労したことはなんでしょうか?

倉庫内チェックをするする川上様 「倉庫で必要な荷物を積み込み、お客様のもとへ荷物を運ぶときの出来事でした。私がトラックにどれぐらいの荷物を積めるのか分かっておらず、これぐらい積めるだろうという肌感覚で車を手配し、お客様へ連絡しました。当日、倉庫にトラックが積み込みにくると、ドライバーの方が荷物を見た瞬間“こんなに積めないよ”と言われてしまいました。逆の場合もあって、“一台では積みきれないので、もう一台増やしてください”とお願いすると、“いや、これぐらいなら一台で十分積めるよ”と言われてしまったこともありました。勉強不足ということもありますが、実際に積み込む現場を見て、普段からドライバーの方ときちんとコミュニケーションを取っていれば、分かっていたことだと思います。」


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