船井総研ロジ女性コンサルタントによる取材レポート
「物流現場で活躍する女性」

株式会社ハマキョウレックス

“相手を待たせることがないよう、常に頭はフル回転”
-これまでの経験やスキルで、今の業務に活かされていることはなんでしょか?

「(土屋様)前職がアパレル業界で、藤沢センターで扱っている商品もアパレルということから、商品の取扱い方法や知識はあります。その点では前職の経験が活かせているなと感じます。上司から仕事の指示を受けるときアパレルに関する用語や業務内容についてはすんなり入ってきます。また、販売職をしていたことも関係すると思いますが、販売の仕事はいかに素早くお客様に対して反応するかということが重要になります。現在の業務においては、現場からの要望を察し、すぐに行動に移せていると思います。自分の仕事にも影響しますので、可能な限り相手を待たせることがないように常に頭をフル回転させ、気を配っています。」

打合せ 「(奈良様)前職でもパート社員を管理する立場にいた経験を踏まえて、自ら積極的にコミュニケーションを取るようにしています。それが今の仕事でも活かせていると思います。実は私は人見知りで、プライベートではあまり喋りません。家に帰るとスイッチが切れたかのように、おとなしくなります。しかし、パート社員からは“よくしゃべるね!”と言われたことがありますね。パート社員の性格はみんなそれぞれなので、人によって対応の仕方を変えています。人によって業務に偏りがないか、負担がないか常に気を配りながら、大変そうな状況であればすぐに声をかけてあげられるような体制を取っています。」


“営業職に挑戦したい”
-今後身に着けたいスキルや挑戦したい業務はありますか?

「(土屋様)販売職として接客業の経験がありますので、営業職に興味があります。具体的に他の営業職のみなさんがどのような仕事をされているか詳しくは分かりませんが、興味はあります。事務所での作業も楽しいですが、幅広く色々なことを経験したいと思っています。営業ではお客様の要望をうまく引き出したり、こちらの要望を伝えたりということが重要になりますので、コミュニケーション能力といいますか、相手に伝わりやすい話し方を日ごろから心がけています。」

「(奈良様)目の前のことを処理することでいっぱいです。日々立てている作業計画を予定通りに安定して仕事を終わらせることができるようにすることが今の目標です。それができるようになった後には、パート社員の人件費管理、センターの収支管理もできるようになりたいですね。前職では自ら営業して仕事を取ってきて、収支を把握して、利益がどれぐらい出るのか、といった管理をしていました。その経験を活かしてセンターの収支管理にも携わっていきたいです。」


“笑顔で仕事をしていても、本心を察してくれる気遣いがある”
-物流現場における女性ならではの気づきはありますか?

「(奈良様)パート社員を含め多くの女性と一緒に仕事をしていると気遣いが行き届いていると感じます。パート社員と一緒に仕事をしているので、仕事でトラブルがあったとしても表情には出さないように、なるべく笑顔で仕事をしているのですが、パート社員から“大丈夫?”と声をかけられたことがありました。笑顔のつもりでも、パート社員の方に気づかれていたようです。気づいたとしてもなかなか声をかけるって難しいと思います。しかし、そういったことを気にせず、相手の立場になって物事を考えてくれていると感じました。
あとは、先日もあったのですが商品のバーコードシールの剥がれや箱の角が少しでも破損しているとすぐに報告をしてくれます。細かいところに気づいてくれますね。チェックが厳しいです。出荷前に厳しくチェックをしてくれているので安心して出荷をすることができます。」


“働く環境の整備とバランスの取れた人員配置が必要”
-今後物流現場で活躍する女性を増やすために必要なことはなんでしょうか

「(奈良様)物流の現場だと空調完備がされていないところがあります。アルバイト時代の現場がそうでした。働きやすい環境を整えるためにもそういった設備が必要だと思います。」

「(土屋様)物流の仕事はどうしても男性をイメージしてしまいがちだと思います。前職も今も女性が多い職場なので入り込みやすい状況です。これが男性中心の職場であったら、躊躇ってしまい、自分の力を発揮することができなかったかもしれません。それに自分が男勝りになりそうな気がします(笑)ある程度、一定数の女性を配置するような職場環境を整えることも必要だと思います。あとは、残業することなく、うまく仕事が終わったときの達成感がある、といった物流の仕事の醍醐味をうまく伝えていけたらいいのではと思います。」
藤沢センターでの納涼祭の様子
藤沢センターでの納涼祭の様子。年1回、近隣住民や関係者を招待し、納涼祭を開催しています。



取材後記

 アルバイト時代から物流の経験がある奈良様はセンターの収支管理、異なる業界より転職されて初めて物流業界に入った土屋様は営業をやりたい、といったそれぞれの意志や希望がはっきりしており、同社の将来が楽しみになりました。
 お二人が勤務されている藤沢センターは住宅地に囲まれた場所にあります。センターで働く人も近隣住民が多いことから、年に1回、センター主催で近隣住民を招待した納涼祭を開催しているようです。人手不足と騒がれる中、一定数の働き手を確保するためには、近隣住民や行政との密接なつがなりや継続した関係性を保つことが必要であると感じました。

今回取材させていただいた企業様

会社名:株式会社ハマキョウレックス
設立:1971年2月
資本金:65億4700万
代表者:代表取締役社長 大須賀 秀徳
従業員数:4,241名(連結)
事業内容:物流センター事業、一般貨物自動車運送事業
web site:http://www.hamakyorex.co.jp/



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【発行日】

2017/12/19


【執筆者】

田代 三紀子

コンサルティンググループ チームリーダー


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