荷主交渉コンサルティング
2024年問題を乗り越える、運賃改定・条件改善の具体的手法として、荷主企業との交渉をサポート
くわしく見る
迫トラック株式会社
2025.05.13
2021年の全日本トラック協会東北ブロック研修会にて、ゲスト講師として船井総研ロジさんが登壇されていたのがきっかけで知り合いました。当時は、副社長が研修会に参加していたのですが、その後、私と社長も話を聞いて、物流業のことをよくわかっているし、お願いしてみようかとなりました。
デジタルや運賃交渉など、課題はいくつかありましたが、特に採用は問題でした。年間応募者数が20人しかおらず、毎年少しづつドライバー数は減るばかりで、業績は伸び悩んでいました。各所長も、「仕事取ってもどうせ人がいないし・・・」と新規受注にも後ろ向きになっており、よくない循環でした。
船井総研ロジさんとお付き合いした当初、まずは目標を掲げることから始めました。当時、24億だった売り上げをまずは5年で30億を目指すことを決め、そのための実施事項を整理していきました。
企業理念を策定し、増車・採用・運賃交渉を軸にしました。
まず人がいないと何も好転しないことから、毎月1回だった全体会議を月2回にし、採用だけの会議を増やしました。そこで、採用施策について船井総研ロジさんにも入ってもらって議論し、実行していくことでこれまで20人だった応募数が400人にまで増え、順調に人が確保できるようになっていきました。
毎月の会議では営業所別の収支も見ていたのですが、原価高を反映させた運賃にできていない運行もいくつかありました。
運賃交渉の手順や資料の作成もよくわからず、これまでは交渉のお願いという1枚のワード資料を作成しているだけで、課題を感じていました。
船井総研ロジさんには、運賃交渉のための原価計算において、運行データからの算出方法を学ばせていただき、交渉資料も荷主への説得力のあるものを仕上げてくれました。その甲斐もあり、無事に運行を維持できるだけの運賃をいただくことができるようになりました。
ときには、採算の合わないコースを撤退する判断をしたときもありましたが、そういうときもしっかりと指摘が入るので、議論しやすかったです。
2025年4月に、創業以来初めて方針発表会というものを実施しました。
これも船井総研ロジさんからの提案で、これからさらに業績を伸ばすためには、社員も一体化して進める必要があると言われました。初めてで手探りでしたが、社員とともにスケジュールや内容を詰め、会社の方向性を示せるようにしました。
社員からは「こんなことやるんだ」と半ば驚きの反応でしたが、これから継続して実施していくことでそれが当たり前となり、会社の目標=社員の目標、また社員の目標=会社の目標となることを目指して、続けていきたいと思います。
30億の目標は達成が見えており、次の中期経営計画を策定していきたいと思っています。
私は、いま専務という役職ですが、いずれ父から社長を継ぎ、会社をより良いものにしていきたいと思っていますので、これからも船井総研ロジさんにはお付き合いいただければと思っています。