荷主交渉コンサルティング
2024年問題を乗り越える、運賃改定・条件改善の具体的手法として、荷主企業との交渉をサポート
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武蔵通商株式会社
2021.02.26
美術品や楽器、高級家具の輸送は、弊社は全く知見のない分野でした。
今までは、精密機器の輸送のみを得意としており、それだけでは大きな売り上げアップを見込めないため、何かできないかと、模索していました。
そんな時、船井総研ロジさんが主宰するセミナーが目に留まり、参加したというのが全てのきっかけです。
セミナーに参加した内容は、目から鱗が落ちるような知らない情報ばかりでした。
そのまますぐにセミナー講師であったコンサルタントへ個別コンサルティングをお願いし、精密機器の取り扱いノウハウを武器に、美術品・楽器・高級家具への注力を始めました。
個別コンサルティングがスタートし、初めに行ったのがホームページの作成でした。
会社ホームページは当時からあったものの、サービスの訴求が十分ではありませんでした。
そこで、「美術品・楽器・高級家具物流.com」(https://art-logis.com/)というサービス特化型のサイトを制作しました。
当時、武蔵通商という社名の知名度は今ほど高くありませんでした。
なので、仕事をWebから獲得するためには、社名を前面に出すのではなく、美術品、楽器、高級家具の輸送を得意としており、専門的知識が豊富であることを訴求をすることで問い合わせを集めやすくなると髙橋さんに教えてもらった記憶があります。
ホームページを立ち上げた後は、FAXDMやWeb広告などを活用してページへと誘導する導線を設け、問い合わせを獲得していきました。
アクセス数確保と問合せ率向上の2軸の戦略をまとめて設計し、問合せ件数や応募者数の最大化を図ります。
最初はもちろん不安でしたよ。Webからの問い合わせなんてこれまで来たこともなく、イメージもつかなかったので。
そんな私の心配はよそに、販促の効果は絶大でしたね。
大学・高校などの教育機関をはじめ、管弦楽団、美術商などから問い合わせが続々と来ました。もちろん、今まで接点のないお客さんがほとんどです。
ちゃんとサービスを訴求するページと、そのページを見られるための施策をすれば成果が出るんだなと感じましたね。
件数は、正確には数えていないのですが、1年間やって毎月50件くらい問い合わせが来るようになりました。
今でも、当初のお客さんとは取引が続いているところも多くて、販促費なんか一瞬で回収して余りある売上が立ちました。
特にうちは高級品を輸送することが多いので、エアサスや荷役などの付加価値で高単価の受注をすることも多く、1受注ごとのインパクトが大きいというのもあったと思います。
また当社はここ数年で何社かM&Aしたのですが、利益を安定して確保できる仕組みを構築できたおかげだと、振り返ってみて感じますね。
これからも自社と物流業界の発展のために色々な戦略を考えていますが、マーケティングの根底を築いてくれた船井総研ロジさんには感謝しています。